
省エネ・再エネリフォーム事例 戸建住宅-05
隣家に挟まれた住宅
天井・床・開口部中心に断熱強化
狭小3階建て戸建て住宅リノベーション。
隣地とのヘリアキが狭く室内空間も有効活用したいため、外壁の断熱改修は部分的にとどめ、代わりに天井、床、開口部の断熱強化を行い、既存UA値1.11から設計UA値0.65(断熱等性能等級4)まで高めました。
隣地とのヘリアキが狭く室内空間も有効活用したいため、外壁の断熱改修は部分的にとどめ、代わりに天井、床、開口部の断熱強化を行い、既存UA値1.11から設計UA値0.65(断熱等性能等級4)まで高めました。
住宅の概要
・建築年 :2001年 ・構造 :在来軸組工法 ・敷地面積 :44.09㎡(13.36坪) ・1階床面積 :28.96㎡(8.78坪) ・2階床面積 :26.42㎡(8.01坪) ・3階床面積 :24.84㎡(7.63坪) ・延床面積 :80.22㎡(24.31坪)リフォームの概要
・工期 :2024年10月~2024年12月 ・工事費 :1623万円(税込) ・事業者 :株式会社電気プロペラ(JSKリフォーム)(ベターライフリフォーム協会)
リフォームのポイント
床断熱

床下断熱には、断熱性能の高いフェノールフォームを採用しました。
大引き間に90 ㎜、根太間に45 ㎜合計135 ㎜厚とし、十分な断熱性能を確保しました。
天井断熱(付加断熱)


既存断熱材を活用することで、断熱効果を高めるだけでなく、廃材も少なくすることができます。
内窓の施工/樹脂窓/高断熱ドアへの交換


交換窓:樹脂窓(Low-E複層ガラス、アルゴンガス入り)
内窓:樹脂窓(Low-E複層ガラス、アルゴンガス入り)
耐力壁の施工/ 壁断熱材の交換


内壁の石膏ボードを撤去した部分については高性能グラスウールへ交換しました。
耐震補強



(リフォーム後の耐震等級1)
在宅工事


リフォームによる効果
断熱性能・省エネ性能の向上
間取りと収納の改善
リフォーム後の感想
- エアコンの効きが良くなり、寒さを感じなくなった。
- 収納スペースが増え、スペースを有効に使えるようになった。
- 照明器具を追加することで、廊下の上り下りがスムーズになった。
- リフォームを良い機会として断捨離が出来た。
リフォーム施工時の注意点・補助金活用
リフォーム施工時の注意点
- 耐震診断やインスペクションで劣化状況の調査は行いましたが、調査は非破壊で行うため、劣化状況を正確に把握することはできません。 水漏れの跡がなくても、壁の中に雨水が侵入して構造躯体を傷めてしまうことも少なくありません。 本物件でも、サッシまわりのわずかな隙間から雨水が侵入して、構造用合板が腐食してしまっている箇所がありました。該当部分は腐食部分を取り除き新しい合板に交換しました。 また、サッシまわりはコーキングを打ち増し、雨水が壁内に入らないように改修しました。
- 今回は、お客様が住みながらリフォーム工事をさせて頂きました。 生活環境を残しながら大規模なリフォームを行う場合は、ひと部屋ごとに仕上げていかなくてはなりません。 荷物の移動や部屋間の引っ越しも頻繁に行う必要があるため、お客様のご協力とご理解がなにより大切です。
- 狭小住宅は近隣とのヘリアキが少ないため、足場を施工する必要がある場合には近隣にお住まいの方に対して十分な説明が必要です。 工事内容や足場の掛け方など、資料を用意して丁寧にご説明しながら工事を進めました。
補助金活用
- 本物件では、以下の補助金を活用しました。
- 「子育てエコホーム支援事業(国土交通省)」
- 「先進的窓リノベ2024(環境省)」
- 「既存住宅における省エネ改修促進事業(高断熱窓・ドア) 災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業(東京都)」
- 「新エネルギー・省エネルギー設備設置費助成(文京区)」
- 補助金ごとに申請手続きのタイミングや補助対象範囲が異なるため、手引きを読み込んだ上で事務局に問い合わせながら手続きを進めました。
協力:株式会社 電気プロペラ(JSKリフォーム)
https://www.jsk-reform.com/
※物件の詳細については、上記事業者にお問い合わせください。また、本ページにおける各情報は、情報提供を目的として作成されたものであり、特定の商品の売買等を推奨・勧誘するものではありません。
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