
省エネ・再エネリフォーム事例 集合住宅-05
断熱効率を向上させた省エネ基準適合リノベーションマンション
内窓設置やエコジョーズ型の給湯器に交換し、省エネ基準を達成しました。
住宅の概要
・建築年 :2009年 ・構造 :鉄筋コンクリート造 ・階数 :4階/8階 ・専有面積 :67.30㎡(20.35坪) ・バルコニー面積 :11.26㎡(3.40坪)リフォームの概要
・工期 :2023年10月~2023年12月 ・工事費 :800万円(税込) ・事業者 :三菱地所レジデンス株式会社リノベーション事業部
(不動産協会)
リフォームのポイント
内窓設置(全開口窓)


省エネ住宅のキーワードは高断熱。
熱の出入りが一番多い窓に、Low-E複層ガラス+樹脂フレーム【※1】の内窓を設置することで、断熱効果が高まります。
※1 樹脂フレーム
従来のアルミフレームと比べ樹脂フレームは熱貫流率が低く、断熱性能がアップ。
![内窓設置[BEFORE/AFTER]](images/reform08_04.png)
![内窓設置[BEFORE/AFTER]](images/reform08_04.png)
セーブモード付床暖房リモコンを採用
床暖房とエアコンを併用して使用することを前提とし、省エネを目指した運転モードになる床暖房リモコンを取り付け。床暖房は、床表面温度を適切な温度に維持する設備としての運転を行います。
一次エネルギー消費性能:BEI【※2】の低減に寄与します。
※2 BEIとは、建築物のエネルギー消費性能計算プログラムに基づく、基準建築物と比較した時の設計建築物の一次エネルギー消費量の比率のことです。
BEIの定義は以下の式で表されます。

エコジョーズ型給湯器に交換
![[BEFORE/AFTER]給湯器](images/reform08_05.png)
![[BEFORE/AFTER]給湯器](images/reform08_05.png)
節湯水栓の採用
台所・洗面水栓では節湯C1【※3】、浴室カラン・浴室シャワーでは節湯A1B1【※3】の水栓を採用。節湯水栓を設置することで、無駄な湯水を省き、不要な給湯エネルギー消費量を削減します。
※3節湯A1/B1/C1:「建築物エネルギー消費性能基準」及び「低炭素建築物認定基準」では、シングル湯水混合水栓、ミキシング湯水混合水栓、サーモスタット湯水混合水栓のいずれかであり、節湯A1、節湯B1、節湯C1のいずれかの種類に当てはまるものを節湯水栓として規定しています。
高断熱浴槽の採用
浴槽周囲の「断熱材」と「断熱ふろふた」がしっかりと包み込み、追いだきなど保温に使うエネルギーを抑えます。リフォームによる効果
断熱性能の向上
省エネ基準達成:断熱等性能等級4(UA値 0.84)
一次エネルギー使用量の削減
一次エネルギー消費量等級4(BEI 0.93)
リフォーム施工時の注意点・補助金活用
リフォーム施工時の注意点
- 内窓設置の際に既存の窓枠の奥行が浅かったため、ふかし枠を採用し対応しました。
- 従来型の給湯器からエコジョーズに交換する際にはドレン水の排水ルートを確保する必要があり、経路等注意しました。
協力:三菱地所レジデンス株式会社 リノベーション事業部
【リノレジ】サイト
https://www.mecsumai.com/renovation/
※物件の詳細については、上記事業者にお問い合わせください。また、本ページにおける各情報は、情報提供を目的として作成されたものであり、特定の商品の売買等を推奨・勧誘するものではありません。
【リノレジ】サイト
https://www.mecsumai.com/renovation/
※物件の詳細については、上記事業者にお問い合わせください。また、本ページにおける各情報は、情報提供を目的として作成されたものであり、特定の商品の売買等を推奨・勧誘するものではありません。