子育てに配慮した住宅のガイドライン
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89ⅣⅣ計画時及び管理・運営時における配慮事項配慮事項配慮事項居住者同士のトラブルを防ぎ、事故が起きないようにするためには、日常生活における基本的なルールを守るほか、特に共用スペース等の管理・運営について十分配慮することが必要です。そして、そのルール等を継続的に周知していくことで、居住者にとって安心して日常生活を送るために当然のこととして身に付いていくようになっていくことが重要です。また、そのきっかけとなるような機会を定期的に設けていくことが有効です。なお、賃貸住宅については、常駐の管理人がいない場合があることにも配慮が必要です。○自転車置場の駐輪位置、ごみ出しのルール、集会室やキッズルーム、屋外スペースの使用方法等については、基本的なルールを定め、掲示板への掲示や回覧等で定期的に周知を行うなど、継続的に周知を行っていくことが必要である。○子供の出す騒音についても、居住者全体に対し、配慮すべき事項として継続的に周知を行っていくことが必要である。○普段からお互いに顔の見える関係をつくることで、快適に過ごすことが可能となる。○基本的なルールに基づき管理・運営を適切に行っていく中で、良好なコミュニティが醸成されていく過程で、ルールが自然に形成される場合があり、それについて配慮していくことも大切である。○新規に転入してきた居住者が、安心して日常生活を送るために、共用スペースの利用方法等について理解してもらうための機会を設けるなど、基本的な管理・運営に関するルールを新旧住民間で共有することが大切である。3安心して日常生活を送るための配慮事項a基本的なルールの継続的な周知徹底b居住者が主体となったルールづくり

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