子育てに配慮した住宅のガイドライン
8/158

○ 地域とのつながりの希薄化等により、⾝近に相談できる相⼿がいないなど、「育児の孤⽴化」と⾔われるように、⼦育てに不安を抱える家庭が増加していることが指摘されています。○ また、新型コロナウイルス感染症の流⾏が、⼦供や⼦育て家庭のみならず、都⺠の働き⽅や住宅に対する価値観等に⼤きな変化をもたらしています。○ さらに、近年、集中豪⾬や台⾵等により、住宅への甚⼤な被害が毎年のように発⽣しています。こうした災害の原因に気候変動があることが指摘されており、気候変動につながる温室効果ガスの排出を抑制する取組が求められています。○ このように、⼦育て世帯の住⽣活を取り巻く社会情勢が⼤きく変化を続けている中 、望む⼈誰もが安⼼して⼦供を産み育てやすく 、次代を担う⼦供たちが健やかに成⻑できる社会の実現 に向け、都市を形づくる基本的な要素であり、⽣活の基盤となる「住宅」 は重要な役割を担います。○ 本ガイドラインは、、安全で快適な⼦育てに適した住宅を整備、選択する際に考慮すべき事項について、「新たな⽇常」や環境への配慮、災害への対応など、住⽣活を取り巻く社会情勢の変化等の新たな観点を踏まえ、住まいにおいて家族が過ごす時間が充実したものとなるよう、次の4つの基本的視点により取りまとめています。○ なお、⼦育て世帯に適した住まいづくりは、⾼齢者世帯などにとっても安全で安⼼な住まいづくりにつながります。 03ⅠⅠ ガイドラインの基本的考え⽅ガイドラインの基本的考え⽅

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る