子育てに配慮した住宅のガイドライン
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具体例・整備の⽬安共同住宅の共⽤⽞関は、ベビーカーの利⽤者や⼦供を抱いた⼈が安全に快適に出⼊りできることが⼤切です。そのため、共⽤⽞関は⼀定の広さやバリアフリー構造となっていることが必要です。居住者の利便性の観点からは、宅配ボックスを設置することも有効です。加えて、不審者の侵⼊による犯罪も発⽣しているため、居住者以外が⾃由に出⼊りできない設備、構造になっていることが重要です。また、救急時への備えをすることも重要です。○幅員を850㎜以上とする。○共⽤⽞関に設ける扉は容易に開閉し通過できる構造とし、前後に段差を設けない(⾃動ドアを推奨)。○管理⼈室を設ける場合は、共⽤⽞関を⾒渡せる位置⼜は近接する位置に設置する。○共⽤⽞関は、周囲からの⾒通しが確保された位置に配置し、⼜は防犯カメラの設置等により⾒通しを補完する対策を講じる。○扉をオートロックにする場合は、共⽤⽞関以外の共⽤出⼊⼝にも⾃動施錠機能付きの鍵を備えたドアを設置する。○共⽤⽞関付近に郵便受けを設置(宅配ボックスの設置を推奨)する。○⼩児⽤モード、⼩児⽤パッドのあるAEDを設置する。⽞関付近に郵便受け、宅配ボックス設置共⽤⽞関以外の出⼊⼝(⾃動施錠機能付きドア)⾃動ドア850㎜以上67ⅡⅡ 建物を整備する際の配慮事項4 共⽤⽞関

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