63ⅡⅡ建物を整備する際の配慮事項具体例・整備の目安子供やベビーカー利用者などが階段を登るのは大変です。さらに、転倒などのおそれもあります。建物の出入口から各住戸の玄関まで、誰もが安全にアクセスできるようエレベーターの設置が有効です。エレベーターを設置する場合、安全性の確保はもちろんのこと、子供の事故や犯罪等の防止のための機能を備えることが必要です。また、社会状況の変化に対応し、感染症のリスクを軽減するため、非接触型の設備を導入したエレベーターとすることも入居者の安心に繋がります。〇複数階の建物はエレベーターの設置が望ましい(3階以上は設置を推奨)。○エレベーターを設置する際は下記の点に留意すること。ff■■■出入口有効幅員■■■㎜以上、奥行き■■■■■㎜以上ff ■■かご内を見渡せる窓、又は防犯カメラを設置ff■■■挟まれ事故防止のための機能完備ff■■■非常時に外部に連絡できる装置の設置ff■■■かご内及び乗降ロビーに、現在位置を表示する装置を設置ff■■■かご内の操作盤は、誰もが簡単に操作できるものを設置○地震等非常時の利用者の安全確保のため、地震時管制運転装置及び戸開走行保護装置を設置する。○感染症リスクの低減を目的とした非接触型ボタン等の設備を備えたエレベーターを導入する。○エレベーターの設置がない場合は、共用玄関等敷地内に適切な広さのベビーカーが置けるスペースを確保するよう努める。※同一乗降ロビー内にエレベーターが複数ある場合、乗降ロビーにホールランタンや到着予報チャイムなど、到着を知らせる設備を設置2エレベーター
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