子育てに配慮した住宅のガイドライン
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具体例・整備の⽬安具体例・整備の⽬安具体例・整備の⽬安集合住宅では、⼦供が⾛る⾳や⼤声、テレビの⾳などに関する上下階や隣⼾とのトラブルが発⽣しがちです。そのため、界床(注1)や界壁(注2)などの遮⾳性能を⾼めることが必要です。また、サッシなどの⾳を通しやすい外部開⼝部の遮⾳性にも留意が必要です。住宅性能表⽰制度を活⽤し、客観的な評価を得ることも安⼼に繋がります。○⽇本住宅性能表⽰基準の重量床衝撃⾳対策における、等級4以上⼜は相当スラブ厚20㎝以上の対策を講じる。○⽊造については、遮⾳上有効な材料、⼯法を採⽤するなど、遮⾳性を確保するための対策を講じる。○⽇本住宅性能表⽰基準の透過損失等級(界壁)における、等級3以上の対策を講じる。○コンセントボックス、スイッチボックスその他これらに類するものが、当該界壁の両側の対⾯する位置に当該界壁を⽋き込んで設けないこと。○界壁にボード類が接着されている場合、当該界壁とボード類の間に接着モルタル等の点付けによる空隙が⽣じていないこと。○⽊造については、遮⾳上有効な材料、⼯法を採⽤するなど、遮⾳性を確保するための対策を講じる。○⽇本産業規格 JIS A 4706 遮⾳性能に関する規定におけるT−2等級以上(⽇本住宅性能表⽰基準に規定される外壁開⼝部の透過損失等級で等級3相当)の材料を使⽤することが望ましい。25ⅡⅡ 建物を整備する際の配慮事項6 防⾳対策a 界床b 界壁c サッシ

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